事業を開始するためには
ある程度の手元資金が必要であるといえます。

なぜでしょうか?

お金を稼ぐためになぜお金が必要?

起業する場合、企業を準備する段階で
様々なことを検討する必要が出てきます。

いわゆる「ヒト・モノ・カネ」の問題です。

皆様ご存知のとおり世の中何をするにも
残念ながらお金がかかってきてしまうのです。

たとえば、会社を作るのにお金がかかるし、
事務所を構えるのにもお金がかかる、
パソコンをそろえてもお金がかかるし
商品販売の場合は仕入れをするためにお金がかかる。

あなたが買い物をするときのお金の流れを考えてみましょうか。

食事をする、商品を買う・・・・・
何をするにしてもサービスを受けた後にお金を払いますよね?

ということは、今度はこちらがサービスをする側になるわけですから、
サービスが完了し、お金をいただくまでは、
こちらがすべて立て替えて準備する必要があるのです。

「会社員の感覚ではだめ!」資金に関する認識

経営者(起業家)の頭の中の資金の流れと、
会社員の頭の中の資金の流れはまったく違うものといえます。

たとえば会社員が、自社の商品を営業販売する場合は、
とにかく数字・利益を追いかければよいのですが、
実際のお金の流れは会社任せで良いわけですよね。

販売する商品の仕入れの代金をいつ払うとか、
そんなことは考えなくて良いのです。

しかも、会社員は毎月決まったタイミングでお給料という形で、
税金も社会保険料も控除された形で手取りのお金が入ってきます。

しかし、経営者はそれをすべて
コントロールする立場にならないといけません。

これは税制、社会保険制度、すべてにわたってそうです。

 
身銭を切る度胸

創業時は一応会社とはいえ、会社は代表者と一体であるといえます。

そうなると、会社員時代は会社で経費で落とせていた交際費や交通費、
これらは実質的に身銭を切るような感覚のものとなります。

これが、商品を仕入れて売るとなると
それなりの金額をまさに自ら立て替えて払う度胸が必要となります。

たとえば500万の売り上げが見込まれる商材を仕入れるために
400万円を立て替えて払うなどの場合がそうです。

このように起業すると上記のような資金の心配と
営業、人事、すべてをひっくるめて検討しないとならないのです。

その為には事業資金は出来るだけ多く
用意出来た方が良いとお分かり頂けると思います。