助成金は、支給申請書に記入して提出し、
審査に通れば指定の口座に振り込まれます。
しかし助成金は誰でも受給できるわけではなく、
審査に通らなければ受給することはできません。
ここでは、助成金受給の審査に通るための“コツ”をご紹介します。
(1)事前の準備
助成金は通常何も変化が無い場合は受給できません。
ほとんどの場合、人事労務関係に関して何か行動を起こす時に助成金を利用します。
行動を起こした後では受給できない場合がほとんどです。
後から助成金の存在を知ったとしても
「時すでに遅し…」
どうすることもできません。
そんな後悔をしないためにも会社内で何かに取り掛かる時は、
それに対しての受給できる助成金はあるのかどうか必ず調べ、
助成金申請に向けて事前に準備をしておくことが重要です。
(2)適正な労務管理
人事労務に関係する助成金を受給するには、
労務管理を適正に行っていなければいけません。
具体的に、労働基準法や雇用保険法、労働者災害補償保険法などの
法令を遵守していることや、
労働者名簿、出勤簿、賃金台帳を備えつけていることなどが挙げられます。
もしも、これらのことが完全に遵守・整備されていない場合は、
助成金申請をきっかけにしっかり整備して、
労働者により良い環境を提供していきましょう。
(3)行政機関との円滑なコミュニケーション
助成金を支給するかしないかは行政機関が決定します。
行政機関とは、ハローワークや雇用能力開発機構、
21世紀職業財団などがあります。
この支給決定を行う行政機関とコミュニケーションが上手くいくと、
助成金を受給するまでのやり取りが円滑に行われます。
担当者を味方に付けることも助成金受給の”コツ”です。
(4)専門家の活用
労務管理のスペシャリストである社会保険労務士は、
助成金についての知識も豊富です。
この助成金のプロである社会保険労務士を活用することで、
助成金を受給するための時間と労力が減り、受給の成功率が上がるでしょう。
やっぱり専門家(プロ)はコツをたくさん知っています。
何事も「コツ」を知っているか否かで、
成功確率の高さや成功までの道のりが変わってきます。
どの業界でもそうですが、やはりその道の専門家は
コツをたくさん知っているものです。
助成金においても、専門家を活用することは
受給の近道だと思います。